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2006-04-18

マレ・イヤー

今年はマレ生誕350周年だそうで、5月の27日・28日には浜離宮朝日ホールで『「マラン・マレ」フェスティヴァル』という催しが開かれます。
マレは17世紀から18世紀にかけてフランスで活躍したヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手にして作曲家です。……などと知ったかぶりして書きましたが、私もガンバを弾くまではまったく知りませんでした。
でも、マレはガンバにとって最重要の作曲家の一人であるようです。古楽愛好家の間では、今年は「モーツァルト・イヤー」であると同時に「マレ・イヤー」でもあるのです。

しかしマレの曲は、私のような素人にとって、楽譜も読みにくいし、装飾音符が多いし、なんだかすこぶる弾きづらいのです。思わず「マレ、嫌ぁ」^^;)などと言ってしまいそうなのですが、その私が人前でマレを弾くことと相成りました。『「マラン・マレ」フェスティヴァル』の「マラソン演奏会」というのに参加することになったのです。

参加するのは「皆でマレに挑戦!」という、聞くからに初心者向けのコーナー。まあ「2曲くらいだったらなんとかなるだろう」と思って誘われるままエントリーしたわけですが、師匠が「これなら易しいから大丈夫だろう」と言って選んでくれた曲をいざ弾いてみると……いやいや、なかなか難しい。得体の知れない軟体動物のように、掴もうとするとするりと逃げていきます。
それでも下手っぴいながら最後まで弾ける程度までは練習をして、なんとか暗譜もして、先日、レッスンに赴きました。
そして1曲目のメヌエットを弾き始めたら、早速師匠から「違うよ」とのお言葉。
あー。忘れてた。こういうのってイネガルするんだ。

イネガルというのはスイングみたいなものです。音符を均等に弾かず、前を長く、後ろを短く。
私はそれを譜面づらのまま均等リズムで練習してきてしまったわけです。すぐに修正がきくかというと、そんなに器用な人間ではない。レッスンの間は冷や汗かきながらなんとか誤魔化しましたが(いや、誤魔化せていない)、とにかく気分としては一からやり直しです。

そして追い討ちをかけるように衝撃の事実も明らかになりました。
この演奏会では曲により当時の雰囲気を再現すべくバロックダンスも加わるらしいのですが、なぜか私の演奏にもダンスが加わることになってしまったのです。
テンポがずれたらえらいことです。
その報が主催者側の方から電話で伝えられたとき、受話器を手にして凍り付いている私にその方は言いました。
「大丈夫ですよ、ダンスがあった方が聴く人の気が散りますから」

参考:「マラン・マレ」フェスティヴァル
http://w2322.nsk.ne.jp/~pom/marais/maraisfes.html

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コメント

はじめまして。ヴィオールを一週間前に習い出したものです。大先輩!マレ・フェスティバルに出演されるなんて、すばらしいですね。ぼくにはまだ10年先(でも難しい?)話です。楽器屋なので、ヴィオールを仕入れる(販売する)ことも考えていますが、まずちゃんと音が出るようにならないと。。。

投稿: Nom | 2006-04-18 20:18

Nomさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
私も最初は音を出すのにすごく苦労しました(いまでも苦労してます)。なかなか一筋縄ではいかない楽器ですが、いい音が出たときはやっぱり嬉しいですね。
Nomさんがこの楽器を楽しまれることを祈っております。
マレ・フェスティバル出演、私にとっては少々無謀な挑戦ですが、人前で弾かないとなかなかうまくならないと思って出ることにしました。うまくいくといいな……。

投稿: 英 | 2006-04-18 22:42

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