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2009年3月29日 - 2009年4月4日

2009-03-31

壊れかけの話

090331rejoyceなんとか仕事の予定をやりくりして、今日は会社を休んだ。
3月一杯で有効期限の切れる有給が二日あったからである。
一日分は今日消化したが、残りの一日は泡と消えることになった。まあ仕方ない。
家でいろいろやりたかったことを片づけようと思っていたのだが、午後になって睡魔に負けた。

ウクレレの話をひとつ。
僕の弾いているリジョイス(Rejoyce)というアメリカのビルダーのウクレレは、値段のわりにいい音がする。
しかし造りはたへん雑である。
僕はほかにも一本、このビルダーのウクレレを持っているのだが、ネックが曲がってついていて、その影響でハイポジションの弦高がやけに高い。
「ネックが反っている」のかと思ったら、そうではなくて、もともと曲がってついているのである。
ヒール(ネックの付け根)の部分は、空いてしまった隙間に詰めようとしたとおぼしき接着剤がこってりはみ出している。
僕がふだん使っているカッタウェイのテナー(写真)の方はそこまでひどくはないが、塗装のクラックがすでにあちこちに生じている。たぶん厚く塗りすぎているのだ。

僕はライブで、半分くらいは「4度下げ」チューニングのウクレレを使う。好きなミュージシャンであるライル・リッツに影響されているのだ。
ところが4度下げにするとひどくテンションが緩くなるので、しっかりした造りのウクレレは鳴らない。国産の真面目そうなウクレレは、こういうのには向かない。
ちょっと壊れかけているようなウクレレの方がいい。
ベストは古いヴィンテージウクレレ(でちょっとダメになってきているやつ)である。しかし高くてなかなか手がでない。
リジョイスは新品でも4度下げでよく鳴る。まるで最初から壊れかけているみたいだ。
実際、緩いチューニングでばりばり弾いていると、どこかの木が剥がれたような、ガシャガシャした音が鳴り出す。この、どこかイカれたような音が好きである。
いい気分でリジョイスを弾いていると、ツマが、そのウクレレは僕によく合っていると言う。音の感じがぴったりだというのだ。
これは喜んでいいのか、そうでないのか。

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2009-03-30

蕎麦屋の熱盛りの話

 昼によく行く蕎麦屋で鴨せいろを注文した。冷たい蕎麦を熱い付け汁で食べる料理のはずだが、蕎麦の方まで湯気の出ているやつが出てきた。何かの間違いだと思って店主に言うと、最近このように変えたのだという。
 熱い付け汁に冷たい蕎麦をつけて食べると、付け汁がやがて冷めてぬるくなる。それは当然のことなのだが、それに文句を言った客がいるらしい。そんな文句を言う客はどうかと思うが、それを真面目に受け止めて、熱い蕎麦を盛れば冷めないと考えた。発想はたいへん自由だが、当然のことながら美味くはない。
店主が「どうですかね」と聞いてきたので正直に答えると、腕を組んで考え込んでいた。

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