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2015-01-03

美的小

本を読み返すと、いろいろ発見があるものです。
かなり昔に読んだ九鬼周造の『「いき」の構造』を、この年末に読み返していたら、初読時にはやりすごしていた、ドイツの心理学者・哲学者リップスのこんな言葉が引用されているのが目に留まりました。

「崇高なるものに対してまったき対立を示すのは、美的に小さなもの、簡単に手を出せるもの、心軽やかに、楽しみながら取り組ませるものである……この楽しみながら行うものは、心的生活のなかに軽やかな波動を起こす。そしてまたこの波動が何ものにも邪魔されないで持続するときには、軽やかで屈託のない愉悦という独特の感情が生じる」*。

いまの僕には、これはまさにウクレレのことのように思えるのです。

* 九鬼周造『「いき」の構造』、「五「いき」の芸術的表現」より。

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